牡蠣は養殖されているの?その方法は?
牡蠣は、その種類によって違いはあれど、夏、冬と旬を向かえます。
牡蠣に限らず、天然ものがもてはやされる魚介類ですが、牡蠣の場合は養殖ものも大変美味しく、世界的にも養殖されているようです。
特に、日本の養殖技術は優れているということで、本場フランスでも活躍しています。
今回、そんな牡蠣の養殖の方法を簡単にご紹介していきます。
垂下式で養殖
牡蠣の養殖となると、ほとんどが「垂下式」と呼ばれる方法で養殖がなされています。
マガキの習性としては、産卵期を初夏に迎え、ふわふわと2週間程度海水に漂います。
そして、海岸の岩などを探し出し、そこへ付着して成長をしていきます。
もちろん、天然ものを探せば良いのですが、この習性を利用すれば安定して多くの牡蠣を穫ることが可能です。それが、垂下式なのです。
垂下式の方法
ホタテ貝や牡蠣殻など、これらを使用して牡蠣の苗床を造ります。採苗と呼ばれるものですが、これに牡蠣の幼生をたくさん付着させるのです。
当然ながら、牡蠣はどんどん大きくなりますが、大きくなり過ぎても、小さ過ぎてもいけないので、潮を満ち引きを利用しながら育てられることになります。
そして、一年後くらいにほど良い大きさに成長し、出荷作業が行われるという流れです。シンプルですが、この方法が最も牡蠣に適しているのだそうです。
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