フグ調理師免許の取り方/受験資格を知っておこう

フグ調理師免許の取り方/受験資格を知っておこう

周知の通りフグには青酸カリの1千倍とも言われる強力な毒があり、毎年フグ毒による中毒死が報告されています。その大半は中途半端な知識でさばいたフグを食べたことが原因です。

 

フグというのは種類によって有毒部位が違うので、種類を確実に見分ける知識と、その種類のフグを正確にさばく技術が必要になり、正しくさばいたつもりでも、知識や技術不足で、有毒部位を口にしてしまうことが多いのです。

 

 

フグ調理師免許の受験資格

営利目的でフグをさばくのには、都道府県ごとに実施されるフグ調理師試験に受かり免許を取得する必要があります。

 

いきなりフグ調理免許はとれず、一般の調理師免許を取得していることが最低限の受験資格となります。

 

調理師免許の取得には、専門の教育機関で1年以上学ぶか、飲食店で2年以上の調理経験を積んでいる必要があります。

 

フグの調理免許の取り方

フグの調理師試験は筆記試験と実務試験に二通り行われます。

 

筆記試験は知識があれば簡単に通りますが、問題は実務試験で落とされるのは大抵ここです。

 

細かい試験内容などは各都道府県ごとに異なりますが、人の命に関わる資格な以上、簡単に通すようにはなっていないのです。

 

フグ調理師免許の効果

またフグ調理師免許は取得した都道府県内でしか通用しません。他の県に行き働く場合は、新たにその県が実施する試験を受け免許を取得する必要があります。

 

ただやはりこれは効率が非常に悪いということで、全日本ふぐ連盟は政府に日本全国で統一した制度の策定を求めています。

 

最近になってようやく実現に向けて前に進み出したという感じです。

 

参考文献:フグ免許統一求め厚労省に3万人署名
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