フグの有毒部位はどこ?
最高級の食材として知られるフグ。同時に猛毒を持つことでも知られ、毎年中途半端な知識で調理し中毒を発症する人が続出します。フグの有毒部位を知ることは、フグを安全にさばき食べる為の絶対条件です。
テトロドトキシンの毒性
フグ毒である「テトロドトキシン」はわずか1mgで実験用マウス10000匹も毒殺してしまうほどの毒性を持ちます。
人ならわずか2mgか3mgのテトロドトキシンを人が摂取すると、8時間以内に呼吸筋が機能しなくなり、死に至ります。
この猛毒は300度を超える熱にさらされても分解できないので、火を通せば安心なんて生やさしいものではありません。
フグの有毒部位はどこ?
フグの種類によって、有毒部位は異なります。皮や筋肉、内臓に至るまで全身が猛毒で包まれているフグもあれば、肝臓や卵巣だけに毒がある種類もあります。
ですから調理人は、フグの種類を見分けることはもちろん、種類に合わせた正しいさばき方をし、確実に有毒部位を取り除かなければならないのです。
また同じフグの種類であっても、漁獲地域によって有毒・無毒、毒の強さなどが違っているケースもあるので、当然そういった知識も踏まえておく必要があります。
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