アサリの食中毒は加熱で予防可能?
アサリには時々食中毒が発生するというリスクがあります。それではこの食中毒を防ぐ場合、加熱すれば大丈夫なのでしょうか。
そこで今回は、アサリの食中毒の種類と、加熱によって食中毒が予防できるのか、という問題について解説してみました。
加熱で防げる食中毒と防げないものとがある
アサリが原因で発生する食中毒のうち、ノロウイルスによるものは加熱によって予防することができます。
90度以上の温度で90秒以上加熱をすれば、ノロウイルスは死滅します。
しかし、貝毒という食中毒の場合は加熱によっても毒性が消えません。
加熱しても毒性が消えない貝毒とは
貝毒とは、有毒性のあるプランクトンをアサリなどの貝類が食べることによって体内に毒が蓄積していく状態のことを指します。
貝毒に当たると、神経が麻痺する、といった症状が発生します。
この貝毒は加熱しても毒性がほとんど消えないことが特徴となっています。
そのため、貝毒対策としては、ニュースによく注意し、貝毒のニュースが流れたら、アサリは食べないようにすること、となります。
この様にアサリには加熱によって予防できる食中毒とできない食中毒があります。ですから、アサリが好きな人はニュースなどにもまめに目を通して、貝毒の情報をチェックするようにしましょう!
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