アサリに寄生虫がいることは?
海の生き物の中には様々な寄生虫が体内に生息しています。最近ではサバなどに寄生するアニサキスのことがニュースで大きく取り上げられて話題になりました。
では、アサリにはこの様な寄生虫はいるのでしょうか。そこで今回は、アサリの寄生虫について解説してみました。
アサリに寄生虫はいる
実はアサリにはカイヤドリウミグモという寄生虫が存在しています。
この寄生虫はアサリの体液を吸って成長していきます。この虫に取り憑かれると、やがてアサリは死んでしまいます。
ただ、人間がうっかりこのカイヤドリウミグモを口に入れても、特に被害等はありません。
しかし、カイヤドリウミグモが大量発生すると、アサリが大量に死滅して、生産量が減ってしまう、という弊害があります。
アサリの中に潜むカニ
また、アサリの貝殻の中には小さなカニが潜んでいることがあります。このカニはカクレガニといいます。カクレガニはアサリの身を食べるわけではありませんが、アサリの殻の中に居候しているので、寄生しているともいえるでしょう。
このように、アサリに寄生する生き物はカイヤドリウミグモとカクレガニがあります。うっかり口に入れても特に害はないですが、気持ち悪いので、見つけたら取り除くようにしましょう。
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