ウニにミョウバンを使う理由:抜く方法は?
お店で板ウニを買ってみたけど、なんだか変な臭みや苦みを感じたことがありませんか?
これはウニの生臭さではなく「ミョウバン」という保存料を使っているためです。
ウニの甘みが消され、なんだか苦い味がすることがあります。
このミョウバンは何のために使っているのでしょうか。
ウニにミョウバンを使うのはなぜ?
ウニは水揚げされて、殻から取り外されると鮮度が落ちて形が崩れてしまいます。
通常海水と同じくらいの塩水で数日保存されているのですが、これだと次第にウニが溶けてゆきます。
ウニが溶けるのないようにミョウバンが使用させています。
ミョウバンがウニの身の型崩れを防ぐ凝固剤の働きをしています。
しかしこのミョウバンによって、薬臭さや苦みを感じる人もいます。
ウニに変な臭いや苦みをもたらしているのがミョウバンなのです。
ミョウバンを抜く方法
ウニに使用されているミョウバンを塩水で抜く方法があります。
そのためには海水の濃度と同じくらいの塩水を用意しましょう。
まず濃度約3%程度の塩水を作ります。(塩水の量はウニがつかるくらいで大丈夫です。)
この中にウニを入れ10分ほどつけておきましょう。
ザルに上げて水気を軽く切りましょう。
こうするとミョウバンを抜くことが出来ます。
塩味が薄くついているので、そのまま生で食べてももいいし、パスタなどにも利用できます。
ひと手間加えるだけで、ミョウバンを簡単に抜くことが出来ます。
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