妊娠中にうなぎを食べても大丈夫?
【うなぎに豊富な栄養成分「ビタミンA」の効果とは】でも解説した通り、うなぎには健康に良いビタミンAが豊富です。
しかし一方で、ビタミンAには過剰摂取による健康被害のリスクがあることに注意しなければなりません。
妊娠初期にビタミンAを摂り過ぎると、胎児に奇形を起こす可能性を高めるのだそうです。
うなぎに含まれているビタミンA
うなぎの蒲焼き100gには1500μgRAEものビタミンAが含まれています。ところが妊娠中のビタミンA摂取量の上限目安は以下の通り。
妊娠中のビタミンA摂取量の上限目安
◆18〜29歳の場合
- 妊娠初期~中期:650μgRE
- 妊娠後期:730μgRE
◆30〜49歳の場合
- 妊娠初期~中期:700μgRE
- 妊娠後期:780μgRE
うなぎたった1切れ(50g程度)でも、上限にギリギリ届いてしまうレベル。少なくとも妊娠初期にはうなぎは控えたほうがよさそうです。
うなぎの中のレチノールを減らすには
レチノールはビタミンの中でも脂溶性ビタミン。加熱処理や水洗いしても減少することはありません。
油にとけてしまうので、油で炒めたとしたらレチノールの吸収率を高めてしまい、逆効果になります。
やはり摂取制限をするのなら、リスクの高いうなぎは避けた方が賢明といえるでしょう。
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