うなぎの肝の味や栄養価について
うなぎの肝は、うな重やうな丼の付け合わせに提供される吸い物の具に使われます。
あまり目立たない食材なので、意識することは少ないと思います。ただこの目立たない食材にこそ、豊富な栄養が含まれていることを知っていますか?
うなぎの肝の味
うなぎの肝は、お吸い物の具のほか、焼き物としても食されています。地域によっては肝刺しとして食することもあります。
味に関しては、やはり肝というだけあって苦みがありますが、濃厚な旨味もあり、酒のつまみに合います。
ただ好みは分かれるでしょう。いわゆる珍味の部類と言えるのかもしれません。
うなぎの肝を食べるには
うなぎの肝は、1匹から1つしか取れないので稀少ですが、焼いたものの他、生の肝もネット通販などで購入することができます。
うなぎの肝の主な栄養素
文部科学省が公表している『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』の日本食品標準成分表(魚介類)によると、うなぎの肝(可食部100g)にはビタミンAが4,400μgRAEも含まれています。
これは、うなぎの身の1.8倍強もの含有量になります。葉酸にいたっては27倍強です。
調理の際の加熱などにより損失することを考慮する必要はありますが、
- 目や粘膜を正常に保つなどの働きがあるとされるビタミンA
- 細胞の分化、赤血球の形成を助ける働きもある葉酸
といった重要な栄養素を効率的に摂取できる食材と言えそうです。
脂質について
うなぎの身と比べ、とり過ぎると肥満になりやすくなるとされる脂質が少な目であることがわかります。また、カロリーも、うなぎの身より控えめです。
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