トビウオが飛ぶ理由や原理

トビウオが飛ぶ理由や原理

トビウオは魚でありながら、飛行能力を有する唯一の魚です。トビウオ=飛ぶ魚ということは、魚に詳しくない人でも知っている事実です。しかしそもそもなぜトビウオは飛ぶのか、ということはあまり知られていません。

 

 

トビウオが飛ぶ理由

トビウオが魚でありながら海面を飛ぶのは、海の中にいる外敵(マグロやシイラなど)から逃れる為です。

 

マグロやシイラのような肉食の大型回遊魚は泳ぐスピードが速く、海中でまともに泳いで逃げていてはすぐに追いつかれてしまいます。

 

なので大型魚の目が届きにくい水上に出て、遠くに飛ぶことにより、難を逃れるのです。下記動画はシイラから逃げるトビウオの様子です。

 

 

なんとこの動画では、シイラから追われるだけでなく、空から海鳥にも狙われており、トビウオさん八方ふさがりの状態です。

 

トビウオが飛ぶ原理

トビウオが飛ぶときは、まずは水面下で時速70km以上で助走し、その勢いで水上に飛び出します。

 

そしてむなびれを広げて、グライダーのように飛行するのです。羽ばたくというより滑空するといった感じですね。

 

トビウオの体は余計な脂肪がなく、内臓も小さく、食べ物を食後すぐに排泄できるようになっています。非常時に素早く逃げるのに適した構造に進化しているのです。

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