サンマを電子レンジで温めると爆発する理由
“電子レンジで卵を温めたら爆発する”という話はやったことはなくとも聞いたことはあるかと思います。
サンマも電子レンジで温めたら爆発が起こることがあります。
原理としては卵が爆発するのと同様で、電子レンジの仕組みと温め対象の構造が関係しています。
♦電子レンジの仕組み
電子レンジは、マイクロ波によって食品の水の分子を振動させる事により摩擦熱を発生させて”食品の内側から温める”仕組みとなっています。
♦サンマのカラダの構造
次に、サンマのカラダの構造を簡単にみてみますとサンマは、骨が身に覆われ、身が皮に覆われています。また、身の部分には水分があります。
そして電子レンジでサンマを温め爆発するまでの過程で、中で何が起きているかというと、
- サンマの水分が振動する事により摩擦熱が発生し、
- 温められた水分が水蒸気に変化し、皮の内部で膨張していき、
- 皮が膨張する力に耐えきれずに爆発する。
こういうことが起こっています。ようは膨張した水蒸気の圧力に、皮が耐えきれなくなって爆発してしまうのですね。
サンマに限らず卵も皮つきソーセージでも同じ現象がおきます。水分を有し、何かに覆われている状態の食品だからです。
爆発の予防
サンマの爆発を防ぐには、あらかじめサンマに穴や切り込みを入れており、水蒸気の逃げ道を作っておいてあげましょう。
これならば温められている最中も、その逃げ道から水蒸気が出て行ってくれ爆発することはありません。
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