サンマの臭み消しの方法
サンマの生臭さの主な原因は、旨み成分でもある「トリメチルアミンオキサイド」です。
魚の死後、細菌の活動によって「トリメチルアミン」に変化し、時間が経つごとにアンモニア臭を放つようになります。
もしも鮮度が落ちていて、臭いが気になるようなら以下の下処理で可能な限り臭いを消しておくことをおすすめします。
塩で臭味消し
「塩」を使う方法がもっとも簡単かつ手っ取り早いです。方法としては主に以下の2通りあります。
立て塩
魚の体液や海水に近い塩分濃度の食塩水を作り、浸して30分ほど置くことで臭味をとります。ぬめりを取り、身を引き締める効果もあります。終わったら流水で流ししっかりと水気を取ってください。
振り塩
塩をサンマ表面に振り、30分ほど置くことで浸透圧の効果で臭味成分を出すことができます。塩は30cmほどの高さからまんべんなく振ってください。出てきた水分はキッチンペーパーなどでしっかり拭きましょう。
食べる時にもひと工夫
サンマの塩焼きに添えるものでは大根おろしや、カボスやレモンといった柑橘系がお馴染みです。脂の乗ったサンマをサッパリと美味しくしてくれますが、
柑橘類の酸味が臭みを打ち消す効果もあるんですよ。
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