サバの産卵事情:稚魚/産卵期/産卵場所について
サバの産卵に関して情報をまとめています。サバといっても代表的なものだけでもいくつか種類がありますが、日本で単にサバといった場合、マサバのことを指すので、当記事では本種に関して述べることとします。
サバの産卵期
サバは秋になると産卵場所に向かい南下しはじめ、春から初夏にかけて産卵を行います。
サバの卵
産卵期になると、直径1mmほどの卵を、数十万から100万もの数産みます。一回で全て生むわけでは無く、10数回に分けて産卵します。
また親サバには卵や稚魚を保護する習性はないので、卵・稚魚のうちに99%が他の生き物に食べられてしまうそうです。
サバの産卵場所
産卵に適した水温は15~20度。産卵期の成魚は10~100m層に多いことから産卵場所は沿岸から20マイル以内の水深50m層周辺域と推定されています。産卵は夜間に行われます。
サバの稚魚
サバの稚魚は湾内で育ち、ある程度成長すると外海へ出ていきます。成長が早いので、春に生まれた稚魚ならば夏ごろにはいなくなります。
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