鯖(サバ)の語源/漢字の由来
サバの語源には諸説あり、どれが正しいかは、はっきりとは分かっていません。有力とされるのは以下の2説です。
◆形態的特徴由来
まず1つ目の説は、サバの歯は他の魚に比べて非常に小さいことから、「小歯(さば)」や「狭歯(さば)」と言われていたとされる説です。「セバキ(狭)」が語源とも言われています。
◆生態由来
2つ目の説は、サバは大群で泳ぐ魚であるため、「多い」を意味する「サハ」に濁音がついて、サバになったという説です。
この2つが有力とされていますが、その他にも
- アイヌの人たちが、サバを「シャンバ」と呼んでいたことから、これが変化してサバになったという説
- サバは、盂蘭盆で蓮の葉で包む魚であり、葉を臭くすることから、サバの「サ」は「クサシ」の「ク」と「シ」を略し、「ハ」は「葉」からきているという説
などがあります。
鯖の漢字の由来
「鯖」は本来、魚や鳥獣の肉などを混ぜて煮た料理や、淡水魚の一種を指した字でもあったが、サバの色が青いことから、サバに「鯖」の字が当てられたと言われています。
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