牡蠣が食べられない月がある?:R問題について
牡蠣の旬の時期はいつだろう、と思って調べたことがある方は少なくはないでしょう。
基本的に、真牡蠣は冬場、岩牡蠣は夏場といわれていますが、こんな言い伝えもあります。
それが、「牡蠣はRのつかない月には食べてはいけない」というものです。
今回、ここではRのつかない月には牡蠣を食べない方がよい、ということについて考えていきます。
フランスの古い言い伝え
Rのつかない月というのは、5月、6月、7月、8月です。日本国内でも、それから派生したのか、花見の時期から先に牡蠣を食べてはいけない、などという言われもあるようです。
北半球の場合、この四ヶ月は牡蠣が産卵をしてしまった後で身が細ってしまい、美味しくない時期にあたるからだと考えられます。
しかし、非常に古いことわざであり、あまり今では信憑性が無いともいわれています。
夏場に美味しい牡蠣は食べられる
確かに、北半球の真牡蠣の場合は美味しく食べられない、という可能性はあります。
ただし、近頃では1年中旬を迎えられる品種の開発もすすんでいますし、南半球の牡蠣を食べれば問題は解決します。
冒頭でもお伝えした通り、岩牡蠣は夏場が旬です。
交通網が発達していなかった昔はともかく、世界中の牡蠣が食べられる今、Rのつかない月だからといって、無理に牡蠣を食べないでいる必要は無いのです。
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