ホタテのウロは食べられる?重金属が危険?
ホタテは日本人には大変馴染み深い貝の一つです。
ホタテは貝柱が有名ですが、それ以外の部分も食べることができ、貝柱以上に人気があったりもします。
そこで今回は、ホタテの中のウロと呼ばれる部分について、色々とご紹介したいと思います。
ホタテのウロとは
ホタテについているウロとは中腸腺のことです。
中腸腺は、節足動物や軟体動物の消化管の中腸に開口している部分で、
脊椎動物の肝臓に相当する栄養摂取にかかわる機能
と
膵臓に相当する消化液分泌機能
をあわせ持つことから、肝膵臓と呼ぶこともあります。
カニの味噌もこの中腸腺の部分になります。
ホタテのウロは食べられる?
ホタテは貝柱以外にもヒモ等も食べられますが、ウロは残念ながら食べられません。
ウロには貝毒が含まれている場合があります。
毒はホタテのエサのプランクトン等が原因で、ウロに蓄積されていきます。
ウロに含まれる毒を摂取すると、下痢や麻痺を引き起こすことがあります。
毒はエサが原因であるため、ウロに必ず毒が含まれているわけではありませんが、食べないほうが良いでしょう。
重金属が含まれている?
ウロには毒が含まれている可能性があると記載しましたが、毒だけではなく重金属が含まれているばあもあります。
ウロはホタテのエサに含まれている成分が蓄積されていくので、エサに重金属が含まれていると、ウロにも重金属が蓄積されていきます。
蓄積量は微量なので、少量食べて問題になるほどではありませんが、食べないほうが良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。ホタテのウロは毒や重金属が含まれている可能性があるため、食べないほうが良いでしょう。
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