圧力鍋で魚が骨まで食べられる理由:柔らかくならない原因は?

圧力鍋で魚が骨まで食べられる理由:柔らかくならない原因は?

煮魚は圧力鍋を使うと、骨がほろほろ柔らかくなり食べられるようになります。骨が原因で魚嫌いの子供でも、抵抗なく食べることができる魅力的な調理法です。

 

 

圧力鍋で骨まで柔らかくなる理由

圧力鍋を使うと、鍋の中の気圧を上がることで沸点も上がり、通常よりも高温調理ができるため、骨まで火が通り柔らかくなるのです。

 

どのくらい骨が柔らかくなるのかというと、サバ缶の中の骨や骨せんべいのようにパリパリ食べられるものをイメージして頂ければと思います。きちんと調理すればあれくらい柔らかくなるのです。

 

圧力鍋を使ったのに骨が柔らかくならない理由

ただやり方を間違えると、骨までしっかり火が通らず柔らかくならない場合もあります。理由として考えられるのは主に以下の2点です。

 

分量のミス

まず、レシピどおりの分量だったかを確認してみましょう。酒が少なったり、全体の煮汁量が少ないと柔らかくならないこともあります。

 

加熱時間の不足

一般的な煮魚を圧力鍋で作る場合、圧がかかってから5分程度の加熱で調理が完了します。ところがイワシなど、骨まで柔らかくするのが目的の場合、調理時間は少し長めとなり20分程度の加熱が必要になります。
レシピ通りの手順で調理したのに骨まで柔らかくならなかったという場合は、たいてい加熱時間が不足していることが原因です。しっかり加熱時間を取ることで失敗はなくなるでしょう。
圧がかかっている間は通常弱火にしますが、骨が柔らかくならない場合は、中火に設定するのも一つの手です。

 

圧力鍋は、骨も柔らかくなり食べやすくなる上、調理時間は通常より大幅に短縮できます。使い方のコツをつかむことで調理の幅がさらに広がるでしょう。

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