ドジョウの寄生虫「顎口虫」の症状/予防/治療法など
ドジョウにいる寄生虫として有名なの「顎口虫(がっこうちゅう)」という寄生虫です。
ドジョウだけでなく様々な淡水魚の筋肉に寄生しており、顎口虫が寄生している魚の「身」を食べることで寄生されてしまいます。
人の体内では成虫になることはできず産卵まで至りませんが、幼虫のまま長期生存し、胃壁や腸壁を破り体内に移行し、以下のような症状を引き起こすことで知られています。
顎口虫症の症状
顎口虫に寄生されることで疾患する疾病を「顎口虫症」といいます。
主な症状としては、皮膚をひっかいたような炎症に伴うかゆみや痛みというのが多いのですが、
希に体内の重要器官に侵入し、重篤な障害を引き起こすことで知られています。
目に入り失明、脳に入り脳機能障害を、血中に入り心筋梗塞に、喉に入り呼吸困難に、などの事例が報告されているそうです。
顎口虫症の予防や治療法
加熱による死滅処理が最も確実です。それとドジョウを生で食べないこと、踊り食いなどは非常に危険ですのでやらないようにしましょう。
また上述した通り、一生引きずる障害を引き起こしかねないほどの、決して軽く見てはいけない寄生虫です。
万が一何らかの身体的異変を感じたら、医療機関にあたり治療を受けるようにしましょう。
ただ最も確実性のある外科的摘出は物理的に容易ではなく、薬物の内服療法も効果が保証できないそうです。
やはり一番重要なのは、寄生されない為に予防策を怠らないことですね。
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