魚貝の様々な食べ方
魚貝は料理の仕方で無限の楽しみ方があります。ここで紹介している料理はほんの一部の例に過ぎませんが、少しでもその可能性の広さを感じて貰えたらなと思います。
食べ方1:生で食べる
刺身
魚や貝などの魚介類を、生のまま小さく切り分け、醤油や味噌などの薬味につけ食べる料理です。素材そのものの味を楽しめるのが最大の魅力です。より美味しい刺身を楽しむには「旬」で「新鮮」な素材を選ぶことが重要となります。
漬け
刺身を調味料に漬けた状態で、冷蔵庫に数時間から一晩置き、よく味を染みこませた刺身の発展料理です。そのまま食べてもいいですし、ご飯に乗っけて食べる「漬け丼」もおすすめです
寿司
刺身と酢飯をあわせて握った日本料理の定番中の定番料理です。外国でも「sushi」として通じるレベルに人気があります。シンプルな料理ながら、美味しい寿司を作るには多くの技術・知識・経験が求められます。
なめろう
生魚の身と、味付けの香草や味噌、生姜やしそなどをまな板の上にのせて、包丁で細かく切り刻んで作ったものです。酒の肴として人気な料理ですね。なめろうをご飯の上に盛り、お茶をかけてお茶漬けとする食べ方もおすすめです。
食べ方2:煮て食べる
煮付け
醤油ベースのたっぷりの煮汁で魚を煮た料理です。煮崩れを防いだり、味をよく染みこませる為に落としぶたをするのがセオリーです。
味噌煮
サバやサンマなどの切り身を、味噌で煮込んだ料理です。味噌の他にも砂糖・酒・みりん・生姜なども一緒に煮込み、臭み消しや味のアクセントとします。サバの味噌煮が有名ですね。鯖の味噌煮は缶詰としても広く流通しています。
食べ方3:焼いて食べる
塩焼き
塩で下味をつけた魚を、直火で焼いたシンプルな料理です。塩は味をつけるだけでなく、魚の旨みを引き出す役割も担っています。魚肉の旨みを味わいたい人におすすめです。
照り焼き
醤油ベースの甘みのあるタレを、魚に塗りながら焼いた料理です。照り焼きに用いられる魚には、ある程度身が引き締まり脂が多いものが向いているとされ、「ブリの照り焼き」はその代表格です。
蒲焼き
串を打った開いた魚を素焼きしてから、味の濃い甘ダレをつけながら焼いて作る料理です。上記の照り焼きの一種です。やはり蒲焼きといえば「うなぎの蒲焼き」が最も有名ですが、イワシやサンマも蒲焼きとして調理されます。その味の濃さから、ご飯の上にのっけて食べる様式が定着しています。
ムニエル
魚に小麦粉をまぶして、バターで焼いたフランス料理です。最後にレモン汁をふりかけます。小麦粉とバターにより外がかりっと焼き上がり、柔らかな身とのギャップが魅力です。
食べ方4:揚げて食べる
天ぷら
魚貝の身(天ぷらでは「タネ」と呼びます)に、卵白と溶き汁を小麦粉にあわせたものを衣にして、油で揚げる調理法です。日本の代表的な家庭料理で、国外での人気も高いです。
フライ
魚貝の身に卵白やパン粉を付けて油で揚げた料理です。アジフライ、エビフライ、カキフライなどがフライ料理の定番として有名ですよね。
唐揚げ・竜田揚げ
魚の身には何もつけないか、小麦粉のみをまぶして揚げる食べ方です。上記の天ぷら・フライのように天ぷら粉やパン粉をまぶすことはありません。魚貝の場合は、イカやタコ、エビなどの唐揚げが人気ですね。また唐揚げの発展系で、醤油やみりんなどで下味をつけ片栗粉をまぶして揚げる料理を「竜田揚げ」といいます。
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