シジミの栄養効果:味噌汁にして効果UP!
「シジミと言えば味噌汁」と言うくらい、シジミと味噌は相性の良い組み合わせとして 知られていますが、それぞれどのような栄養効果があるのでしょうか。
シジミの主な栄養素
文部科学省が公表している『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』の日本食品標準 成分表(魚介類)でシジミ(可食部100g)に含まれる主な栄養素を確認してみました。
概ね、生のものよりも水煮にしたものの方が、たんぱく質・脂質・ 炭水化物といういわゆる「三大栄養素」やビタミン類が多く含まれることがわかります。
足りない栄養素をバランスよく補う
水煮にしたシジミ(可食部100g)に含まれる栄養素を見てみると、シジミの味噌汁1杯分(シジミの身15g)だけで1日当たりの推奨・目標量[20~69歳]を十分に満たせそうなのは、ビタミン12だけということになりそうです。
もちろん、シジミだけで 全ての栄養素を万遍なく補うのは無理がありますので、主食・主菜・副菜でバランス よく摂取する必要があります。
植物性たんぱく質が豊富な大豆を原料とする味噌
味噌の原料となる大豆には良質な植物性たんぱく質が豊富に含まれていますが、煮たり煎ったりしただけでは消化吸収が良くないというデメリットがあります。
しかし味噌に加工された場合は、たんぱく質が酵素によって分解され、より身体に吸収されやすいアミノ酸などに変わるのです。
上記のほかにも、シジミや味噌には様々な栄養素や有効成分が含まれています。
美味しくいただきながら必要な栄養素や有効成分を手軽に採ることができるなんて、 やはりシジミの味噌汁は優れた取り合わせの調理法なのですね。
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