サザエの餌は何?
磯の香りがたまらない、日本人も大好きな貝類といえば、サザエです。刺身やつぼ焼き、炊き込みごはんなど、あの独特の潮の香りと歯ごたえが愛されている理由のひとつでしょう。
さて、そんなサザエなのですが、サザエ自体は何を餌にして生きているのでしょうか。今回、ここではサザエの餌についてを考えていきたいと思います。
サザエの稚貝の場合
サザエは、最初は非常に小さな形をして生まれますが、年数を経てどんどん大きな貝となっていきます。
子どもの頃、つまり稚貝の頃の餌は主にテングサであったり、有節石灰藻であるといわれています。
また、カジメというものも餌となっており、これらを摂取しながら成長する、ということがわかっています。
海藻を食べている
稚貝が、テングサなどを餌にしているとお伝えしましたが、基本的にサザエは夜行性ですので、成貝になると、夜に岩礁を動き回って餌を探すようになります。
わかめ、ホンダワラなど、岩礁などに生えている海藻を主に餌としており、歯舌で削りながら食べています。
また、サザエは摂取している海藻によって、殻の色が変化するといわれています。どこに生息しているサザエであるのか、ということはその海の海藻の生態を調べることでも、わかるということになるのです。
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