カツオのたたきの冷凍保存方法と解凍方法
まず基本的に鰹のたたきはじめ、お刺身は家庭の冷蔵庫で冷凍するということは避けた方が良いです。
刺身というのは解凍するときに、ドリップ(細胞の損傷で出てくる液体)が多く味がかなり落ちてしまいますので、
本当にやむをえないという場合以外は買ってすぐに食べた方が良いでしょう。
それでもどうしてもという場合は以下の方法で解凍するようにしてください。ただこの方法でも数日から1週間程度が限界です。
冷凍保存方法
冷凍するときは、水気をよく切り、1回で食べる分量ごとに小分けにし、ラップやビニール袋などに包んでできるだけ空気に触れないよう密閉してください。
解凍方法
1)冷蔵庫での自然解凍
冷蔵庫の冷凍室から冷蔵室に移し、自然に解凍する方法です。解凍機能がある冷蔵庫なら、その機能を使うと良いでしょう。雑菌の繁殖を比較的避けやすいメリットがある一方、他の方法より時間がかかるデメリットがあります。
2)氷水に浸して解凍
カツオのたたきを入れたビニール袋を氷水に浸して解凍する方法です。うまく行うと組織の損傷を最小限に抑え、うまみや栄養成分を逃さないメリットがある一方、時間がかかり、また、室温が上昇する夏場などには氷水の維持が難しいデメリットがあります。
3)流水にさらして解凍
カツオのたたきを入れたビニール袋を流水にさらして解凍する方法です。他の方法より比較的早く自然に解凍できるメリットがある一方、絶えず水を流す必要があるというデメリットがあります。
4)電子レンジによる解凍
電子レンジの解凍機能を使った解凍方法です。時間の無いときに手早く解凍できるメリットがある一方、解凍ムラができたり、変色したりすることがあるデメリットがあります。
5)温水による半解凍
真空パックで売られている冷凍のカツオのたたきであれば、40℃前後の温水に3~4分浸して半解凍状態にしたうえで、冷蔵庫で自然解凍すれば解凍時間が短縮できるでしょう。ただし、取り扱いの注意事項が明記されているなら、それに従ってください。
|
|