牡蠣の食べ物(餌)は何?
この牡蠣は、大切に育てられているから美味しい。
こんなことを、お店の方に言われることがあるかもしれません。
しかし、そもそも牡蠣は何を餌にして成長をしているのかなど、パッと思い浮かばない方の方が多いでしょう。
今回、ここでは牡蠣の食べ物、餌は何なのかを考えていきたいと思います。
海のプランクトンが餌
牡蠣は、大量に海水を体内に入れる魚介類です。
しかし、その海水に漂っている小魚を食べているわけではなく、海中にいる植物プランクトンを餌として食べているのです。
つまり、植物プランクトンが多い漁場で育っている牡蠣は成長が早く、栄養素もたっぷりと含んだ良質な牡蠣ということがいえます。
養殖はプランクトン量で調節する?
牡蠣は養殖ものが多い海産物で有名ですが、養殖用に餌が用意されることはありません。
牡蠣の場合、前述したように海の中の植物プランクトンを餌にできるため、餌を与えずとも育ちます。
しかし、生産調整やその大きさなどを調整するため、プランクトンが少ない水深の深い場所に置いたり、移動させたりと、養殖の場合は牡蠣の成長を調整しているようです。
養殖の牡蠣であっても、天然ものと変わらぬクオリティで楽しめるのには、こういった理由もあったのです。
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