アジの生態的特徴まとめ:習性・食性・寿命・生息域など

アジの生態的特徴まとめ:習性・食性・寿命・生息域など

アジの習性や生態については昔から学者だけでなく、アジを追いかける漁師、そして最近ではアジを狙う釣り師なども一生懸命研究をしています。

 

アジの習性や生態を知るのと知らないのでは、漁獲量や釣果もかなり違ったものとなるからです。

 

そこで今回は、アジの習性や生態について簡単にまとめていきます。

 

 

寿命

アジの寿命についてはいろいろな説がありますが、概ね、5年から10年程度とされています。

 

アジの寿命は耳石を調べることで測定することができます。

 

生息域

生息域は寒冷地を除くほぼ世界中といっていいくらい、さまざまな海域にアジはいます。

 

アジは卵から孵化すると潮の流れに乗って北上していきます。しかし、アジは低水温が苦手な魚なのであまり寒いエリアでは見かけません。

 

そして、冬が近づいて水温が低下してくると、再び南方に回遊していきます。

 

また夜明けや日没の時間帯には沿岸近くの浅いところに集まってきて、日中や夜間は沖合の深いところにいるので、その習性を利用して漁獲を行っています。

 

食性

食性に関しては基本的に肉食性で、小エビや小魚、小イカなど、動物性のものであればかなり幅広く食べる性質を持っています。

 

習性

◆群れ
アジは鋭い牙や毒を持っているわけでもないので、単体で大きな魚に襲われれば弱いです。

 

そのため、大型魚に襲撃されても生き残れるように、普段から大きな群れになって生活する習性があります。

 

◆走光性
アジは光に集まってくるという走光性という習性があります。

 

そのため、港などで常夜灯が点いているところでは、夜でもアジが集まってきます。

 

アジの漁獲はこの習性を利用して行うことも多いですね。

 

ただし、光れば何でもよいという訳でもなくて、あまり強すぎる光をアジは好みません。

 

そのため、漁や釣りなどで夜間にアジを集めるならば、適度な強さの光を海面に当てるよう、工夫する必要があります。

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