ホタテの成長・年齢・寿命について
ホタテ貝を通販で購入する際は三年もの、四年ものといった具合に年齢が表示されていることがよくあります。
では、ホタテの場合、どのような成長をして、何年程度生きるのでしょうか。
そこで今回は、ホタテの成長や年齢、寿命について解説してみました。
ホタテの成長
ホタテ貝は卵から誕生してしばらくの小さいうちは、海水中を泳ぎ回っています。
これが体長0.3ミリ程度になると、固定物に張り付いて生活するようになります。
しかし、ある程度成長して1cmくらいになると、再び固定物から離れて、今度は海底で生活するように変化していきます。
ちなみに、ホタテ貝は成長が早く、誕生から1年で早くも6cm程度の大きさに成長します。
生まれてから3年から4年程度で成熟し、10cmから12cmの大きさになります。
成熟したホタテ貝は春になると産卵を開始します。
ホタテの年齢と寿命
ホタテは最大で全長20cmほどになり、寿命は約10年となります。
ちなみに、ホタテ貝の年齢については比較的簡単な方法で知ることができます。その方法とは、次のようになります。
ホタテは成長の遅い冬と成長の早い夏の時期とでは貝殻の生育速度が違うため、独特の線の様なものが貝殻に刻み込まれています。
この線の数を数えることで、ホタテの年齢を知ることができます。
このように、ホタテは3年から4年で成熟するため、市場に出荷されているホタテのほとんどは成熟したものとなります。
ホタテは貝殻で年齢を推定できるので、ホタテ貝を食べる機会があれば、貝殻を一度チェックしてみましょう!
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