ホタテの餌は何?
ホタテ貝は貝の中では比較的成長が早く、三、四年で大人の貝に成熟します。
では、大人の手の平ほどのサイズまで成長するホタテ貝は一体、何を食べて栄養としているのでしょうか。
そこで今回は、ホタテの食べている餌について解説したいと思います。
ホタテの餌となるもの
基本的にホタテの餌となるのは植物プランクトンです。
それ以外では、デトリタスと呼ばれる動物の微生物の死体や、動物から発生する有機物などを餌としています。
そして、これらの微小なものをエラから吸収して栄養分としています。
つまり、ホタテのエラはただ呼吸するだけでなく、餌を取り込む働きもあるというのが特徴の一つとなります。
植物プランクトンと有毒性との関係
帆立貝の餌に関することで注意しなければいけないのは貝毒のことです。
ホタテが有毒な植物プランクトンをたくさん食べてしまった場合、通称、ウロと呼ばれる黒っぽい中腸腺に有毒物質が蓄積されるので、ウロは必ず取り除くにしましょう。
このように、大きくてあれほど深い味わいのあるホタテ貝が食べているものが植物プランクトンというのは、少し意外に思えるかもしれません。
ただし、この植物プランクトンが有毒物質を発生させることもあるので、ウロは食べないようにして、ホタテの貝毒に関するニュースをしっかりとチェックするようにしておきましょう。
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