鰺(アジ)の健康・安全性

鰺(アジ)と健康・安全性

鰺(アジ)に含まれる栄養成分と効能のほか、アジによる食中毒、アレルギーなどの被害対策、その他健康上の注意点などの情報をまとめています。

文部科学省が公表している『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』の日本食品標準成分表(魚介類)によると、焼いたマアジの切り身(可食部100g。皮つき。頭部、骨、ひれ、内蔵等を除き焼いたもの)にはたんぱく質、ビタミンD、EPA、DHAなどの栄養素が豊富に含まれています。タンパク質に関しては可食部100gのうち1/4超を占めており、タンパク源として申し分ない食材といえるでしょう。その一方で、とり過ぎ...

アジにはDHA/EPAといった不飽和脂肪酸が多く含まれています。不飽和脂肪酸は以下の働きがあり、生活習慣病予防やダイエット、乾燥肌の改善などに有効とされています。不飽和脂肪酸の効果コレステロールを下げてくれる。中性脂肪も下げる。保湿効果を上げる。アジの美容効果を上げる食べ方美容効果を期待できる最も有効な食べ方は刺身です。アジには焼き魚やフライ、煮物など様々な食べ方がありますが、刺身は、油や塩分など...

アジは基本的に低カロリーな魚ですが、それはあくまで食材としての話です。アジというのはフライ・干物・塩焼き・刺身・煮物など実に様々な使い道がある食材ですからどのような調理法を選ぶかによってカロリーは変わってきます。アジのフライのカロリーアジフライは言うまでも無く油を使う為、他の調理法よりもカロリーは高いです。一枚のアジフライで大体200カロリー以上はあります。ダイエット中の方や生活習慣病を気にされる...

アニサキスは寄生虫(線虫)の一種で、長さ2~3cm、幅0.5~1mmで、白色の少し太い糸のような姿をしています。様々な魚の内蔵、筋肉にも潜んでいることが多く、食中毒被害を引き起こすことで有名です。アニサキスの症状アニサキスが寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍や加熱のものを含む)で食べることで、 胃壁や腸壁に侵入し、腹痛、吐き気、嘔吐、腹膜炎といった症状を引き起こします。症状は食後数時間後から...

アジの刺身による食中毒の原因には、「腸炎ビブリオ」や「黄色ブドウ球菌」のような細菌性食中毒かアニサキスのような寄生虫による食中毒か、大きく二つに分かれます。細菌性食中毒の原因アジをさばく際に使う手や包丁、まな板などの洗浄が不十分な場合、感染してしまうケースが多いです。細菌性食中毒の場合は3時間から12時間ほどで症状が出始め、下痢、嘔吐、発熱、湿疹、腹痛などの症状が出ます。潜伏期間が長いのも特徴です...

赤ちゃんにアジを与える場合、時期は生後9~10ヶ月ごろの離乳食後期がよいでしょう。アジのような青魚はアレルギーが出やすいとされており、ある程度体ができてからのほうが安全です。赤ちゃんがアレルギーを発症してしまうと、発熱、下痢、嘔吐などの症状の他、アナフィラキシーショックという重篤な症状が出ることもあるので初めて与える食べ物にはある程度慎重になる必要があるでしょう。赤ちゃんにアジを与えるときの注意点...

アジのような青魚はアレルギーを発症しやすい食品の一つです。アレルゲンとなることが多いのは「パルブアルブミン」と言われるたんぱく質や、魚由来の「フィッシュコラーゲン」です。魚アレルギーに関しては成人になってから発症するケースもあり、昔大丈夫だったからといって、今も大丈夫とは限りません。アジによるアレルギーの症状アレルゲンを摂取してから30分以内に蕁麻疹、嘔吐、呼吸困難、湿疹、腹痛、嘔吐などの症状がで...

page top