バフンウニの生態

バフンウニの生態

ウニには沢山の種類がいますが、その中でもバフンウニは身近な種類のひとつです。そんなお馴染みのバフンウニの生態は一体どのようなものなのでしょうか。

 

 

バフンウニの特徴

分類的には棘皮動物門ウニ綱ホンウニ目オオバフンウニ科に分類されます。

 

殻の径は5㎝程度の小型のウニです。

 

トゲは短く、やや緑色掛かった体色をしており、その様子が馬糞に似ていることからこの名が付きました。

 

バフンウニの行動パターン

バフンウニは比較的近海の浅い海に多く、磯場などに多いウニです。

 

潮間帯の岩の下などに隠れており、通常群れで群生しています。

 

春~夏はあまり動き回らないようで、岩のしたでじっとしていることが多いですが、しかし秋になると岩の表面に出てきてかなり活発に海藻を食べて回ります。

 

これは翌年春の産卵に備えて荒食いし、生殖巣に栄養を蓄えるためです。

 

この栄養満点の時期がバフンウニの旬になります。

 

この繁殖期は地方により4~12月とかなりばらつきがありますが、いずれにしても産卵に活発に動き回り、海藻類を荒食いします。

 

バフンウニはかなり人間の身近に生息し、味も大変美味しいため重要な水産資源となったようです。

 

またバフンウニは繁殖が容易なため、発生学の研究材料としても需要があるようです。

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