タイ科の性転換について/オスメスの見分け方

タイ科の性転換について/オスメスの見分け方

タイ科の魚は成長過程において性転換をする魚として知られます。

 

代表的なマダイは、4歳まで両性生殖腺を持ち、2歳頃にメス→オスと性転換を始めます。

 

そして成熟すると全体でオスとメスが半々くらいになるのです。

 

 

クロダイはオス→メスへの性転換

マダイはじめ、性転換する魚のほとんどがメス→オスのパターンなのですが、クロダイは雄性先熟によってオス→メスへと性転換する魚として知られます。

 

2~3歳時点で精巣が発達しているクロダイのオスは、4~5歳の時期になると卵巣が発達しメスに性転換するのです。

 

もちろんすべてのクロダイのオスが性転換するわけでなく、雌性ホルモンが多くなったオスのみ性転換します。

 

タイのオスとメスの見分け方

タイのオス/メスの判別は、さばいて中に真子(卵巣)があるのか白子(精巣)があるのかを調べれば簡単にわかるのですが、

 

外見の差はあまりないので、見ただけで判別するのは少々難しいです。

 

ただ春の時期になると、オスの方が黒みがかった赤色を、メスは桜のような鮮やかな赤色になるので、大分わかりやすくなります。

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