サザエの苦いところ!肝の美味しい食べ方
サザエの身より先の、砂袋あたりまでの肝の部分には、サザエが飲み込んだ砂が溜まりやすく、また、特に苦みが強いことから廃棄されることが多いようです。
しかし肝の先端には、オスの場合は精巣(クリーム色)、メスの場合は卵巣(暗緑色)があるのですが、いずれも食べることができます。
身と貝柱の部分については、オスとメスで味の違いは無いようですが、メスの卵巣には苦みがあると言われることが多いようです。
苦いところも食べられる
上述のとおり、メスの卵巣には苦みがあると言われることが多いようですが、廃棄されることなく一般的に食べられている部分です。
また、砂が溜まりやすく、特に苦みが強いとされる肝の一部も、十分に砂抜きすれば美味しく食べられます。
この強い苦みが良いと、酒の肴として好んで食する方もいらっしゃるようです。
肝の食べ方
肝は柔らかい食感で、噛むと口の中で磯の香りと独特の苦みが広がります。
定番は、身や貝柱と一緒に、醤油をかけて貝殻ごと焼く「壺焼き」です。
新鮮なものなら、生のまま刺身でも美味しくいただけますし、お好みで少し茹でても良いでしょう。
刺身の場合、味付けは醤油が一般的ですが、わさびやポン酢を加えても美味しくいただけます。煮物にしても良く、生姜醤油で煮込んだりもします。
肝は、とぐろを巻いていて独特の色をしていることから、ちょっと気持ち悪いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、喰わず嫌いはもったいないです。是非一度ご賞味ください。
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