秋刀魚には胃がないってほんと?

サンマには胃がないってほんと?

サンマに胃がないというのは本当です。正確には胃が未発達で、腸と一体化しているといったほうがいいでしょうか。

 

サンマは「無胃魚」(むいぎょ)という胃や腸の区別がなく、一本の長い消化官があるだけの魚なのです。

 

無胃魚の特徴

「無胃魚」が食べたものは、消化管で短時間で消化・吸収、体内に溜まらず排出されるようになっています。

 

主食であるプランクトンは30分ほどで消化、排泄してしまいます。

 

無胃魚以外の魚は消化に10時間以上かかるとと言われていますので、相当な早さであることがわかります。

 

無胃魚には食べたものを一旦貯蓄しておく胃がないため、生命を維持するうえで、24時間食べ続けることが重要となります。

 

食べたものが体内にとどまらない為、サンマの内臓は非常に綺麗です。その為しっかり火を通しさえすれば、内臓までまるごと食べることができます。

 

胃がない理由

コイ、フナ、メダカ、サンマに近い魚では、トビウオ、イワシ、ペラ、プダイ、サヨリ、キュウリウオ、フグなども同じ胃が未発達な「無胃魚」です。

 

しかしこれらの魚が、なぜ発達した胃を持っていないのか、その理由は明らかになっていません。

 

トビウオなどは外敵から身を守るため、海面を飛びやすくするために、胃をなくし身を軽く「進化」したとも言われますが、その他の飛ぶ必要のない無胃魚の説明がつきません。

 

一説によると、昔は海や川のミネラル(栄養分)が豊富だったため、食物を貯めることなく栄養分を吸収できたため、胃のような強力な消化機能や貯蓄機能が必要なかった、ともいわれています。


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