鮭の産卵事情:産卵時期の変化やメスを巡るバトル

鮭の産卵事情:産卵時期の変化やメスを巡るバトル

海に出て大きく育った鮭は、産卵のために生まれ故郷である川に戻ってきます。

 

正確に生まれた場所にたどりつける理由については、はっきりしていないものの、体内の方位磁針や川の匂いなどの記憶を元にしているのではないかと言われています。

 

鮭の産卵時期

9月から1月にかけ産卵期間を迎えます。この時期になると銀白色の体には赤や黒のまだら模様がはっきりと表れるようになります。さらにオスは鼻先が伸びるので、ひと目でメスと見分けることができるようになります。

 

産卵は命がけの行為

一生に1度の産卵のために命がけで川を逆流し、ジャンプしながらようやく産卵場所にたどり着くと、オス同士は自らの子孫を残すために激しいバトルを繰り広げます。

 

その間メスは尾びれで砂利を掘り、産卵床をつくります。そこに1,000~6,000個の卵が産み付けられ、先ほどバトルに勝利したオスが放精し、受精卵となります。

 

産卵を終えたメスは再び卵の上に砂利をかぶせ、その後命が尽きるまで産卵床を守ります。オスもその場に留まり折り重なるようにして力尽きていくのです。

 

秋に産み付けられた卵は冬の間に孵化し、春から初夏にかけて稚魚となり大海原へと旅立っていきます。よくやく海へとたどり着いた稚魚たちは、3〜4年後にまたこの川に戻り、新たな子孫を残していくのです。


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