鮭は淡水魚/海水魚どっちなの?

鮭は淡水魚/海水魚どっちなの?

鮭は淡水と海水のどちらでも暮らすことができます。では鮭は淡水魚か海水魚どちらに分類されるのでしょうか。

 

鮭は淡水魚?海水魚?

鮭は、淡水域で生まれ、海水域で大きく成長します。なので結局淡水魚なのか海水魚なのかというのは、何を基準に判断するかによるのですが、近年では生まれを基準に淡水魚であるとするのが一般的なようです。

 

もしも鮭が海水で産卵するのであれば、卵の比重からみても、海中を浮遊することになるため、約3000個とされる鮭の卵では子孫を残すことはほぼ不可能なんだとか。つまり鮭の子孫繁栄は淡水域に依存していることになるので、淡水魚という分類になるわけですね。

 

鮭は遡河回遊魚

鮭のように、川と海を回遊し、川をさかのぼる魚を「遡河回遊魚(そかかいゆうぎょ)」と呼びます。サケ科の魚に見られ、シシャモやウグイ、イトヨなども遡河回遊魚にあたります。

 

なぜ生まれた川に定着せずわざわざ海に出るのかという疑問については、「川よりも生産性が高い海で、豊富な餌を得るために独自の進化を遂げた」と考えられています。

 

その他鮭には、周縁性淡水魚(海水域と淡水域両方に棲む)、通し回遊魚(海と川を回遊する)という呼び名があります。

 

浸透圧調整に優れた鮭

淡水と海水どちらでも生活できるとはいえ、淡水の鮭をいきなり海水に放り込んだ場合、浸透圧により細胞がしぼみ、すぐに死んでしまいます。そのため、鮭が海洋に出るときは淡水と海水が混ざり合う汽水域と呼ばれる場所で数日過ごし、体を順応させて外洋へと旅立っているのです。


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