ナマコを食べる国・地域は?

ナマコを食べる国・地域は?

日本では、昔から、酢の物にしたり乾物にしたりしてナマコを食べています。

 

また、お正月の縁起物として欠かせない地域もあります。

 

このように、日本にはナマコを食べる文化がありますが、他の国でもナマコは食べられているのでしょうか。

 

ここでは、ナマコを食べる国や地域のお話をしたいと思いま す。

 

一大消費地である中国

日本ではナマコが食されていますが、毎日のように食べるものではなく、一般消費者にとってあまり馴染みがない部類の食材と言えるかと思います。

 

また、高級食材というイメージも、それほど無いのではないでしょうか。

 

しかし近年、中国でナマコの需要が増大しており、それに応じて日本からの輸出が増え価格も高騰しつつあります。

 

その価格高騰ぶりから、ナマコ が「黒いダイヤ」と呼ばれることもあるようです。

 

中国では昔からナマコ を食べる文化があり、日本が江戸時代の頃には干しナマコが清国(現在の 中国)に輸出されていました。

 

中国ではナマコを「海参」と書きます。

 

陸で採 れる薬用人参と同様、滋養強壮効果が高いとされ、海の人参という意味で つけられたようです。

 

中国では、17世紀以降に宮廷料理などでナマコが食されるようになったと言われており、今では様々な購買層の人々によって消費されています。

 

ナマコを食べる文化がある国は多くない

ナマコは世界中に生息していますが、ナマコを食べる習慣がある国は多くはありません。

 

上述した 中国のほか、台湾、韓国、シンガポール、マレーシアなどでは消費されているようです。

 

その他の国や地域では、消費国への輸出のために漁獲したり加工したりすることはあるものの、食べることはほぼ無いようです。

 

ナマコを食べる国が多くない理由は今一つはっきりしませんが、見た目が 少しグロテスクなことや、宗教上の理由(例えば、『旧約聖書』では、 海などに棲むひれやうろこのない小動物は不浄のものとされています)など もあるのかもしれませんね。

 

参考文献: 「CONSERVATION OF AND TRADE IN SEA CUCUMBERS IN THE FAMILIES HOLOTHURIDAE AND STICHOPODIDAE」/Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora(ワシントン条約。略称、 CITES)


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