「帆立貝(ホタテガイ)」の名前の由来・漢字の語源

「帆立貝(ホタテガイ)」の名前の由来・漢字の語源

帆立貝と一口に言っても、別にホタテが帆を立てて海上に浮いているといった生態はありません。

 

では、なぜ帆立貝という名前が付けられてしまったのでしょうか。実は、この名前がつけられたのには理由があります。

 

そこで今回は、帆立貝という名前や漢字の由来について解説してみました。

 

帆立貝という名前と漢字の由来

実は帆立貝という名前は、江戸時代に出版されて森羅万象について記された百科事典の様な本、和漢三才図会(著者:寺島良安)の中の記述が由来となっています。

 

この本の中では、ホタテ貝は帆立蛤という名称で呼ばれています。

 

寺島良安はホタテ貝が2枚の貝殻を開いて、一枚をヨットの帆のように立てて風を受け、数百匹の大群で海を渡っていると本に記しました。

 

これは勘違いなのですが、後々まで広まってしまい、いつしか帆立貝という名前が定着していきました。

 

帆立貝は実際に海を泳ぎますが、海底で貝殻を口のようにパクパクと開閉させる方法で泳ぎ、海上で帆を立てるようなことはしません。

 

しかし、ホタテが泳ぐ事実が断片的に誤って伝えられたために、勘違いしたのではないかと考えられています。

 

このように、実は帆立貝という名前や漢字は勘違いから生まれたものとなります。養殖技術が発達してホタテが一般に普及する前に名前が確立してしまったため、今更変えることはできないというのが現実でしょう。


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